About Our Christian Wedding

当社キリスト教挙式について

本物の外国人牧師・宣教師を起用

当社では他社とは違い、下記の5項目を全て満たす者のみ、本物の外国人牧師・宣教師として派遣しています。

①欧米にあるキリスト教会・宣教団体に所属し、更に所属教会・団体から派遣または推薦を受けている者。
②キリスト教会として公認された宗派で、所属教会・団体の規定により牧師に任命された者。或いは、所属教会・団体から職業宣教師として認められた者。
③日本国内での、宗教活動の許可(宗教ビザ)を得ている者。或いは、宗教ビザを得ている者の配偶者で、日本国内での就労許可(就労ビザ)を得ている者。
④信者獲得を優先する等、行き過ぎた宗教団体の牧師・宣教師でない事。
⑤挙式を主として生計を立てている、教会や信者を持たないウエディングミニスターではない事。

米国プロテスタント宣教団体からの推薦

東京基督教大学の運営団体である、米国プロテスタント系超宗派宣教団体(TEAM)。その関係者であるステラ・カックス宣教師より、正真正銘本物の外国人牧師・宣教師として、ご推薦して頂いた方に協力して頂いています。
(TEAMは、The Evangelical Alliance Missionの略称であり、1891年から日本で活動している、米国プロテスタント系の超教派宣教団体です。)

日曜午前中でも挙式可能

当社協力の外国人宣教師が所属する教会は、日曜礼拝(ミサ)を夕方からも開催しているので、日曜午前中の挙式でも対応可能です。
但し、クリスマス等の重要な教会祭事時期は除きます。

About Our Wedding Ceremony

当社の挙式スタイルについて

NY-style Ceremony

●NY-style Ceremonyは、文字通りハリウッド映画の結婚シーンのように、欧米の挙式プロトコル(手順・儀礼・しきたり)に完全準拠した、世界標準の挙式スタイルです。 日本国内で一般的な挙式スタイルは、欧米の挙式スタイルとは似て非なるものであり、多くの外国人からは「そこが変だよ日本人」的なカルチャーショックとなっています。その事を理解している国内のホテル・式場やプランナーが殆どいないのが現状です。

●他社とは違い、米国プロテスタント系の正式な司式資格や宗教ビザ等を有する、本物の外国人宣教師による司式を行ないます。

●聖書拝読・説教等の各シーンの冒頭にて、日本語と英語とによる説明をミックスさせた、多言語での挙式スタイル。

●国内外の有名音大等を卒業した、プロのオペラ歌手やソプラノ声楽家およびピアニストによる、優雅かつ華麗な生演奏を心がけていますし、他社とはレベルもスキルも違います。

●プロのオーケストラに所属する、管弦打楽器奏者もフューチャリングします。

●国内で一般的な賛美歌ではなく、クラシック・映画音楽・JAZZ等から、神を賛美する曲を生演奏します。

●更に、他社のような聖歌隊とは異なり、プロのオペラ歌手やソプラノ声楽家等がソリストとして、神を祝福する歌を独唱します。

●お二人にとって思い出の曲を、オプションにて挙式時にサプライズ演奏する事も可能です。

●欧米では一般的な、ユニティキャンドルによる家族の絆を演出いたします。

●原則として、屋内でのみ対応可能です。

Operatic Ceremony

オペラティック挙式

●オペラのエッセンスを組み込み、挙式の荘厳さを損わずに音楽性・芸術性を追及した、欧米スタイルのチャペル挙式です。

●他社とは違い、米国プロテスタント系の正式な司式資格や宗教ビザ等を有する、本物の外国人宣教師が司式を行ないます。

●聖書拝読・説教等の各シーンの冒頭にて、日本語と英語とによる説明をミックスさせた、多言語での挙式スタイル。

●プロの管弦打楽器奏者をフューチャリングします。

●国内で一般的な賛美歌ではなく、クラシック・映画音楽・JAZZ等にて、神を賛美する曲を生演奏します。

●更に、他社のような聖歌隊とは異なり、プロのオペラ歌手/ソプラノ声楽家等がソリストとして、神を祝福する歌を独唱します。

●お二人にとって思い出の曲を、オプションで挙式時にサプライズ演奏する事も可能。

●屋内・屋外、どちらでも対応可能です。(屋外の場合、別途PAの用意が必要)

Informal Ceremony

インフォーマル挙式

●Standard Ceremonyをベースに、外国人牧師からのサプライズとして、新郎新婦のお二人を祝福する歌を披露するチャペル挙式。

●他社とは違い、米国プロテスタント系の正式な司式資格や宗教ビザ等を有する、本物の外国人宣教師が司式を行ないます。

●国内外の有名音大等を卒業した、プロのオペラ歌手/ソプラノ歌手やピアニストによる生演奏します。

●更に、他社のような聖歌隊とは異なり、プロのオペラ歌手/ソプラノ声楽家がソリストとして独唱します。

●屋内・屋外、どちらでも対応可能です。(屋外の場合、別途PAの用意が必要)

Standard Ceremony

スタンダード挙式

●日本国内では一般的な、日本独自のキリスト教プロテスタント系の挙式となります。

●プロテスタント系の、正式な牧師の資格を有する本物の日本人牧師。あるいは、米国プロテスタント系の正式な宣教師資格や宗教ビザ等を有する、本物の外国人宣教師が司式を行ないます。

●国内外の有名音大等を卒業した、プロのオペラ歌手/ソプラノ歌手やピアニストによる生演奏を行います。

●更に、他社のような聖歌隊とは異なり、プロのオペラ歌手/ソプラノ声楽家がソリストとして独唱します。

●屋内・屋外、どちらでも対応可能です。(屋外の場合、別途PAの用意が必要)

Who We Are

当社の協力外国人牧師・宣教師

team
  • ダニエル・アーナー

  • 宣教師

  • <出身国>アメリカ合衆国
  • <出身地>スプリングフィールド/バージニア州
  • <宗教・宗派>プロテスタント/バプテスト派
  • <出身教会>Westwood Baptist教会/バージニア州
  • <洗礼>1976年12月
  • <資格> 米国にて職業宣教師資格取得済。
    日本にて3年更新の宗教家ビザを取得済。
  • <現在> 1999年1月から高松市内に在住。
    香川県内で宣教師として布教活動中。
    教会建設に向け、県内各所の教会・出張所にて説教をおこなっている
team
  • ローラ・ブライアント・アーナー

  • 宣教師

  • <出身国>アメリカ合衆国
  • <出身地>スプリングフィールド/バージニア州
  • <宗教・宗派>プロテスタント/バプテスト派
  • <出身教会>Westwood Baptist教会/バージニア州
  • <洗礼>1983年4月
  • <資格>米国にて職業宣教師資格取得済。
    日本にてワーキングビザを取得済。
  • <現在> 1999年1月から高松市内に在住。
    香川県内で宣教師として布教活動をしながら、香川県内の公立高校にて、非常勤の英語教師として勤務。
    教会建設に向け、県内各所の教会・出張所にて説教をおこなっている
team
  • パメラ・ダーン・バークナー

  • 牧師

  • <出身国>アメリカ合衆国
  • <出身地>コットンウッド/アリゾナ州
  • <宗教・宗派>プロテスタント/その他諸派
  • <出身教会>First Baptist教会/テネシー州
  • <洗礼>2001年10月
  • <資格>米国にて職業宣教師資格取得済。
    日本にて3年更新の宗教家ビザを取得済。
  • <現在> 2001年5月/超宗派の機関であるUnreached Peoplesから職業宣教師と認められる。
    2004年5月/綾歌教会に牧師として赴任。
  • 2012年6月/岩手県の北三陸キリスト教会に、1年契約で牧師として赴任するが、岩手県岩泉などでの布教活動を続ける事を決断。
    これに伴い、綾歌教会は現在閉鎖中。

Why Choose us

何故、当社が選ばれるのか

Highly Qualified

当社には他社とは違い、日本国外務省発行の正式な宗教ビザや、所属教会発行の司式ライセンスを保有する、米国バプテスト派の男性・女性外国人宣教師が2名所属しています。

特に、日本では珍しい女性外国人宣教師ですが、欧米のプロテスタントでは一般的な存在として認知されています。

外国人牧師と言えば、青い目をした白人男性を連想するステレオタイプな考え方は、世界中でも日本人だけです。

Global Standard

国内で一般的なキリスト教式の挙式スタイルは、欧米での一般的なキリスト教式の挙式スタイルとは異なります。

例えば、聖歌隊による合唱でなくソリストによる独唱ですし、賛美歌ではなく神を祝福する曲を演奏します。

当社では、国内では数少ない欧米スタイルに100%準拠した、世界標準の挙式プランもご用意しています。

Best Artist

当社の音楽家は、仏パリ高等音楽院(コンセルバトワール)・仏ソルボンヌ大・東京音大・国立音大・武蔵野音大など、全員が国内外の有名音大等を卒業したプロの音楽家です。

オペラへの出演経験も豊富で、名前や肩書きだけの音楽家とは違い、豊富な演奏経験や高い演奏力など、他社の演奏家とはスキルやレベルが断然違います。

Christian Wedding Ceremony

キリスト教挙式

 
 

Who We Are

当社協力音楽家について

team
  • 砂川良美

  • ソプラノ声楽家

  • <出身大学>国立音楽大学/音楽学部声楽科
  • <留学経験>アメリカ/NY
  • <主な経歴>国立音大卒業後、NYに渡米し声楽・クラシックバレェのレッスンを受ける。
    帰国後、日本音楽著作権協会(JASRAC)や、高松市光洋中学校にて音楽教員として勤務。
    セントマリアージュ創業当初から、徳島県内のホテルにて企業パーティの生演奏や、香川県・徳島県・高知・愛媛県内の、ホテル・結婚式場・チャペルでのブライダル演奏など、 四国各県で地域を問わずに活動中。
    現在、砂川音楽教室を主宰し、数多くの生徒を国立大学・音楽大学へ進学させると共に、セント・マリアージュのメインソプラニストとして所属。
    ソリスト以外にも、音楽ディレクターとして採譜・編曲・アレンジのほか、他の所属演奏家への音楽指導・サポート等も行っている。
team
  • 荒川和瑞子

  • ソプラノ声楽家

  • <出身大学>国立音楽大学/音楽学部声楽科
  • <留学経験>フランス/ソルボンヌ大学 イタリア/ミラノ・ジェノバ
  • <主な経歴>国立音楽大学を卒業後、イタリア・オペラの指揮者として世界的に有名な、故フランコ・フェラーリス氏にその才能を見出され、単身イタリア・ジェノバに移住。その後、フランスのソルボンヌ大学へ留学。
    ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場や、サンタ・マルゲリータ大聖堂、日本耳鼻咽喉科学会レセプション、羽ノ浦コスモホール・オープニング記念、都道府県教育長協議会レセプション、神戸~鳴門ルート全線開通記念事業への出演の他、イタリア・フランス・マケドニア・日本等で、数多くのオペラやコンサートに出演。
    世界10大コンクールである、フランシスコ・ビーナス国際声楽コンクール本選へ進んだ数少ない日本人の一人である。
    1998年には、社団法人日本青年会議所TOYP(傑出した若者たち)大賞に、四国地区より唯一ノミネートされファイナリストとなる。
    かねてより、イタリア・オペラの普及に努めてきた功績を高く評価され、イタリア政府後援によるリサイタルを開催する。
    又、セント・マリアージュの協力演奏家としても活躍中。
team
  • 熊谷健之介

  • バリトン声楽家

  • <出身大学>東京藝術大学/音楽学部声楽科
  • <留学経験>イタリア
  • <主な経歴>東京藝術大学を卒業後、徳島文理大学にて第10回インターナショナル夏期講習会を受講。
    オーストリアにてヨーゼフ・ロイブル氏の夏期セミナーを受講。香川県県民ホール開館20周年記念事業オペラ「蝶々夫人」にヤクシデ・合唱役で出演。
    第1回徳島音楽コンクール3位入賞。
    セント・マリアージュのソリストとして所属する傍ら、高松カルチャーセンター講師や瀬戸フィル合唱団にも所属。 又、セント・マリアージュの協力演奏家としても活躍。
    現在、ヨーロッパに留学中。
team
  • 森ゆきこ

  • マリンバ・ビブラフォン奏者

  • <出身大学>東京音楽大学/打楽器科
  • <留学経験> 
  • <主な経歴>東京音楽大学卒業後、香川・徳島県を中心に、マリンバ、JAZZヴィブラフォン、パーカッション、サヌカイトなど、打楽器による演奏活動を行う。
    元、高松一高音楽科時間講師。元、瀬戸フィルハーモニー交響楽団所属。
    又、セント・マリアージュの協力演奏家としても活躍。
team
  • 野崎風太

  • サクソフォーン奏者

  • <出身大学>洗足学園音楽大学/音楽学部卒業
  • <留学経験> 
  • <主な経歴>第21回香川ジュニア音楽コンクール木管楽器部門金賞受賞。 同管弦打楽器部門総合1位、県知事賞受賞。 第43回東京国際芸術協会新人オーディション合格。 第21回レ・スプレンデル音楽コンクール審査員賞受賞。 同25回、室内楽部門審査員賞特別賞受賞。 第24回コンセール・ヴィヴァン新人オーディション合格。 同28回、室内楽部門合格。
    洗足学園音楽大学在学中より、サクソフォンカルテットを組み、コンクールや施設での演奏など、 学外での演奏活動を行う。
    日本クラウンより発売中のオムニバスへの参加や、自主制作CDのレコーディングと、精力的に活動。
    銀座にて、ハンガリー政府観光局主催のハンガリーフェアでの演奏や、 徳島県内のホテルやチャペルでのパーティ演奏やブライダル演奏など、 香川県内外を問わず活動している。
    元、高松第一高等学校音楽科時間講師。現在、YAMAHA PMS、JEUGIAカルチャーセンター高松天満屋、楽器店サックス講師をしつつ、フリーのサックスプレイヤーとして活動中。又、セント・マリアージュの協力演奏家としても活躍。
team
  • 白井奈緒美

  • サクソフォーン奏者

  • <出身大学>くらしき作陽大学
    パリ国立高等音楽院(コンセルバトワール)
  • <留学経験>フランス/パリ
  • <主な経歴>(公財)よんでん文化振興財団奨学生。
    第四回アドルフ・サックス国際コンクールセミファイナリスト。卒業時にメイヤー賞受賞。
    パリ・ローレア国立管弦楽団サクソフォーンソリストを務め2008年帰国。
    ドイツにてK・シュトックハウゼンコンサートに2008、2009、2010年と出演し全年演奏家賞受賞。
    2010年香川県文化芸術新人賞受賞。2010、2011年パリ国立高等音楽院同級生トリオ、コンサート「パリからの便りin四国」ツアー開催。瀬戸内国際芸術祭に、アーティスト千田豊実とのライブペインティングで参加。
    2010年10月10日「Sプロジェクト」設立記念リサイタルを開催。
    2011年「うた」コンサート高松公演が、サントリー芸術財団推薦コンサートに選ばれる。
    2012、2013年日本クラシック音楽協会より優秀指導者賞受賞。2013年第10回現代音楽演奏コンクール入選。
    元、高松第一高等学校時間講師。現在は、三木町立三木中学校講師、高松交響楽団ジュニアオーケストラ講師、瀬戸フィルハーモニー交響楽団所属。又、セント・マリアージュの協力演奏家としても活躍中。
team
  • 中川朋子

  • フルート奏者

  • <出身大学>武蔵野音楽大学
  • <留学経験> 
  • <主な経歴>元、愛媛大学教育学部講師
    現在、高松一高音楽科時間講師。高松交響楽団所属。
    又、セント・マリアージュの協力演奏家としても活躍中。
team
  • 小林麻世

  • ピアノ・パイプオルガン奏者

  • <出身大学>昭和音楽大学
  • <留学経験> 
  • <主な経歴>現在、小林音楽教室を主宰すると共に、セント・マリアージュのメインピアニストとして活躍中。また、四国内でも数少ないパイプオルガン奏者としても活躍中。

Christian Ceremony Photos

キリスト教挙式写真

アンジェリーナ挙式

アンジェリーナ/鴨島

ディスティーノ挙式

ディスティーノ/脇町

グランヴィリオ挙式

グランヴィリオ/徳島

城西館挙式

城西館/高知

チャペルLaVita挙式

チャペルLaVita/徳島

ブランシュール挙式

ブランシュール/高松

ルネッサンスリゾート挙式

ルネッサンスリゾート/鳴門

セント・ソフィアチャーチ挙式

セント・ソフィアチャーチ/高松

ソライロチャペル挙式

ソライロチャペル/徳島

We are known by

祝言の儀・能楽人前式

 
 

What Noh Wedding

祝言と能楽との関係

祝言の基本・語源である能楽

祝言の基本であり、その語源となったのは能楽です。能楽は、室町時代から現在まで七百余年に渡り受け継がれ、2001年には日本初のユネスコ世界文化遺産に認定されました。また、能楽における附祝言や、めでたい謡を一節謡う能の祝言小謡など、祝言の基本・語源は能楽から来ており、昔から祝言といえば能楽による挙式を指していました。

当社では古式ゆかしい伝統儀式であり、室町時代の頃から引き継がれてきた能楽による祝言の儀を、福山市の喜多流大島能楽堂様と提携し、日本古来の祝言の儀や能楽挙式を四国四県に広める活動を行なっています。更に、喜多流では国内初の女性能楽師(シテ方)である大島衣恵氏の舞いによる、古式ゆかしき幽玄の美と世界感を挙式に取り入れた、格調高い世界遺産によるプレミアムな挙式をお約束します。

Why Choose us

何故、当社が選ばれるのか

Noh Artist

大島能楽堂は、全国で二十家ある喜多流宗家直系の「職分」(プロ能楽師、宗家以外では最高職位)です。また、4代目/大島政允氏、5代目/大島輝久氏の両氏は、国総合認定重要無形文化財の指定を受けており、能楽の世界における名門の能楽師一家です。

更に大島衣恵氏は、喜多流では国内初の女性能楽師であり、海外での能公演にて主役のシテ役を演じる等、その功績は素晴らしいものがあります。

Standard Wedding

室町時代には足利義満が。安土桃山時代には織田信長や豊臣秀吉が。江戸時代には徳川家康や歴代の徳川幕府を筆頭に、諸国大名・武家はもとより広く一般庶民にも能楽は普及しました。

その頃から、能楽による祝言の儀が、諸国大名・武家・庶民の間で、盛んに行なわれてきました。
このように、祝言の儀=能楽挙式として何百年もの間、広く全国中で認知されてきました。

Noh Histry

喜多流大島能楽堂は、明治維新後に福山藩お抱え能楽師の家系が途絶えたため、藩士であった大島七太郎(3代目久見の祖父)が師匠の跡を継ぎ、十四世宗家に師事し備後(広島県東部)一円に能楽を普及させた、能楽界における名家の一つです。

現在は、4代目/大島政允氏を中心に5代目/大島輝久氏、長女/大島衣恵氏にて演能活動を行い、次女/大島文恵氏、三女/大島紀恵氏も能楽の普及に努めておられます。

What is the Noh Shugen

伝統に守られてきた祝言の姿

古来から祝言=能楽であった

祝言の語源・由来は能楽の祝言小謡(しゅううげんこうたい)が語源であり、室町時代から明治末期にかけて祝言といえば能楽による祝言の儀(式)が、諸国大名や武家をはじめ裕福な一般庶民の間では主流でした。決して現在のように、祝言=神前挙式では無い事をご理解ください。

当社では喜多流大島能楽堂様と提携し、四国四県における祝言の儀・能楽挙式を扱っています。
喜多流では国内初の女性能楽師(シテ方)である、大島衣恵先生の優雅な舞いによる、古式ゆかしき幽玄の美と世界感を挙式に取り入れた、格調高いプレミアムな挙式をお約束します。

祝言の儀とは、古式ゆかしき幽玄の世界が醸しだす能による挙式となります。また能楽挙式とは、現代の人前式に能の舞いを取り入れた挙式となります。

下記に、能楽と祝言に関する各種文献からの抜粋・まとめを記載しています。

 
 

雅楽の衰退と能楽の普及

西暦806年に、弘法大師空海が唐(現在の中国)より仏教を伝え真言密教を開かれました。この頃には、密教と共に雅楽も伝来しました。後々、皇族は雅楽を奨励しましたが、平安時代末期には貴族の力が衰えるに伴い、雅楽も衰退していきました。

1467年(応仁元年)に応仁の乱が起こり、京都は戦火に見舞われました。その為、京都の楽人が四散し数多くの楽器や装束が焼失しましたが、豊臣秀吉の保護により辛うじて復興することができました。

能は室町時代(1336年~1573年)に、当時の社会に深く浸透していた禅宗の思想をベースに、様々な芸能の長所を取り入れて大成しました。

特に、足利義満将軍の絶大な支持をえた観阿弥・世阿弥父子の活躍によって、時代の先駆けとして花開きました。ちなみに明治以降になると、能と狂言の総称を能楽と呼ぶようになりました。

 
 

能は武士の嗜み

安土桃山時代から江戸時代にかけて、豊臣秀吉・徳川家康により能や茶道は武家の儀式に用いられました。また、武家に限らず庶民の間にも、能や茶道が急速に普及していきました。

豊臣秀吉は能や茶を嗜み、自らも能を舞い茶を点てて、その普及を大いに支援していきました。後の徳川幕府も能や茶道には熱心で、特に能楽は幕府の式楽と定めて後援していきました。能役者は幕府や各藩に仕え禄(給与)を頂き、儀式での演能や武家の能稽古に携わっていました。

江戸時代には徳川秀忠・家光が後ろ盾となり、新たな能楽の流派として喜多流が創設され、現在の能楽五流(観世流・ 金春流・ 宝生流・ 金剛流・ 喜多流)が揃いました。

シテ方五流は、謡の文句(歌詞)や節付けに始まり舞の型も違い、 囃子方はシテの流儀が違えばその演奏も異なります。 その為に、囃子方は一曲について五通りの演奏を身に着けており、ワキ方も同様であります。

 
 

能楽は日本で最初のユネスコ世界遺産

能楽は、舞方・謡方・囃子方の三役から構成され、700余年の歴史を持つ世界最古のオペラ(総合舞台芸術)として、世界的に高い評価を得ています。

歴代の武将をはじめ諸国大名も、能楽師を抱え保護に尽力したことで、現在の日本固有の伝統芸能・貴重な文化財として、2001年に日本初のユネスコ世界遺産として登録されました。

 
 

祝言とは日本古来の結婚式

長い間、「祝言」と言われてきた日本古来の結婚式。おめでたい謡を一節謡う能の祝言小謡が語源であると言われています。

能の謡いや舞は、豊かで快い声音・優雅で厳かな立振舞いが、武士の嗜みとして武家社会に密着し、武士自身が演じる芸能として栄えてきました。また江戸時代になると、お祝いの席で一節謡う「祝言小謡」は、武士だけでなく庶民の暮らしの中でも、儀式に欠かせないものとして普及しました。このように、祝言と能には密接な関係がありました。

因みに日本古来の祝言では、雄蝶・雌蝶といった男女の稚児が、三三九度や三献の儀の杯酌人役を担っていました。

 
 

古式ゆかしい祝言で謡われた「高砂」

能では、ウタの部分とセリフの部分と共に、声楽的な要素全てを「謡い」と言い、おめでたい謡を一節謡うことを、祝言小謡(しゅうげんこうたい)と言います。

古式ゆかしい(作法などが古来のしきたりに倣っていて、古を偲ばせる様子のこと)祝言の儀は、結婚式の代名詞として古くから使われてきました。
能の「高砂」は、幾久しく長く栄え続ける松の木の謂れが謡われ、高砂と住吉に所を隔てながらも共に生きる、相生の夫婦松の伝説を基にした曲です。古来、様々なお祝いの席では欠かせないものとして、広く愛されて続けてきた人気曲であります。

「高砂/歌詞」
高砂や、この浦舟に帆を上げて、この浦舟に帆を上げて、月もろともに出で潮の、波の淡路の島影や、遠く鳴尾の沖過ぎて、はや住吉(すみのえ)に着きにけり、はや住吉に着きにけり。

 
 

祝言の儀と能楽挙式について

今では時代劇でしか目にしなくなりましたが、結婚式を高砂の謡や舞で執り行う「祝言の儀」は、昭和初期までは広く一般の家庭でも行われていました。

「四海波~」で始まる一節は、四方がめでたく平和に治まる事を祝っており、祝言の盃ごとの際に謡われてきました。「高砂や~」の一節は、めでたい船出を寿ぐ(ことほぐ)謡で、新婦の入場時に謡われたり祝いの舞いとして演じられてきた、定番中の定番の演目です。

近年では能楽挙式として、能楽を取り入れた人前式も行なわれています。しかしながら、能楽を取り入れた人前式は祝言の儀ではありません。
能楽挙式と祝言の儀とは、似て非なる物であることをご理解下さい。

「四海波/歌詞」
四海(しかい)波静かにて、国も治まる時つ風、枝を鳴らさぬ御代(みよ)なれや、あひに相生の、松こそめでたかれ、げにや仰ぎても、事も疎(おろ)かやかかる代(よ)に、住める民とて豊かなる、君の恵みぞありがたき、君の恵みぞありがたき。

 
 

結婚式の変遷

 
 
~平安時代 鎌倉~室町時代 安土桃山~江戸時代 明治~大正 昭和~平成
 
形式
 
婿取り婚 武士の間で嫁迎え婚が行われる 嫁入り婚の定着 大正時代から自由恋愛結婚が流行 出合いのビジネス化。
結婚式の多様化
 
特色
 
嫁の家で婚礼を行い嫁の家で生活 床の間飾りなど,細かく規定 仲人の斡旋でお見合が行なわれた 一般には自宅での結婚式が多かった 披露宴のショー化
主な
挙式
諸国大名や武家の間で能による祝言の儀が広がる 庶民にも能による祝言の儀が広がる 神前式 キリスト教式や人前式
 
その他
 
貴族の礼法 武家の礼法として小笠原流礼法が誕生 庶民の婚礼にも武家の礼法を採用 神式や仏式の結婚式が登場 ホテル・結婚式場での結婚式が普及
 
総人口
 
~480万人 570万人
~1,050万人
1,200万人
~3,100万人
3,300万人
~5,596万人
6,445万人
~12,730万人

 
 

最後に

以上の内容には様々な諸説が存在し、地方によっては異なる場合があるかもしれません。この能楽による祝言のまとめは、主だった諸説を纏めたものである点をご理解ください。

当社から派遣させて頂く能楽師は、能楽協会に登録されたプロのシテ方(シテは能での主役)能楽師を中心に派遣いたします。尚、伝統芸能としての常識・礼儀により、CDなどの外部音源にて演舞することは一切お断りしています。(但し、能楽師の個人練習に限り、外部音源を使用する場合は有ります)

 
 

参照文献・Webサイト

●大辞林 ●広辞林 ●Weblio辞書 ●ウキペディア ●OK Wave ●日本百名城の旅 ●共同体社会と人類婚姻史 ●日本結婚史 ●米田雄介「天皇家の結婚の歴史」 ●サライ ●the能ドットコム ●能楽学会 ●喜多流大島能楽堂 ●NPO法人 せんす ●社団法人 能楽協会 ●財団法人 鎌倉能舞台 ●独立行政法人 日本芸術文化振興会 ●財団法人 伝統芸術振興会 ●その他、参考文献・Webサイトなど

Noh Actor Profile

当社提携の能楽師について

女流能楽師/大島衣恵プロフィール

能楽シテ方喜多流。(社)能楽協会会員。
東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。

2才の時、「鞍馬天狗」の稚児で初舞台。
祖父久見、父政允(共にシテ方喜多流職分、国総合認定重要無形文化財)に師事。
平成10年より、喜多流では初の女性能楽師として舞台活動を行う。

皇居内桃華楽堂での音楽大学卒業演奏会、サントリーホールデビューコンサート等に出演。
現在、福山市の喜多流大島能楽堂を中心に活動し、福山八幡宮薪能、三和の森光信寺薪能、沼名前神社能舞台、岡山後楽園能舞台、リーデンローズの舞台などに出演。

1997(平成9)年、東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。
2000(平成12)年、台湾国立芸術学院の客員教授として招聘された父政允の助手として、学生に能の指導を行ない、薪能にて能「羽衣」のシテを勤める。
2002(平成14)年、オランダ・ベルギーをはじめとして、フランス、ブルガリア、バルト三国などの欧州公演に参加。子ども達や初心者への能楽体験学習に積極的に取り組み、能の普及と啓蒙活動に努力している。
2005(平成17)年度、けんしん育英文化振興財団の「県民文化奨励賞」を受ける。
2006(平成18)年、アメリカ/ブルズバーグでの能トレーニングプロジェクト講師を勤める。
2007(平成19)年、「広島県教育奨励賞」受賞。
2008(平成20)年、ハワイ大学能講師を勤める。
2009(平成21)年、アメリカ/ブルズバーグでの能トレーニングプロジェクト講師を勤める。
2009(平成21)年、北欧能楽公演に参加。
2009(平成21)年、「清経」・「PAGODA」ヨーロッパ公演に参加、「PAGODA」のシテを勤める。
2010(平成22)年、財団法人広島国際文化財団より国際交流奨励賞を受賞。

エリザベート音楽大学、岡山大学、広島経済大学、岡山山陽高等学校、岡山市立三勲小学校、府中市立国府小学校の能楽非常勤講師。

 
 

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Frequently Asked Questions

祝言の儀に関するよくあるご質問

A1.本来は、祝言とは能楽による結婚の儀式のことです。
祝言の語源は、能の附祝言や祝言能と諸説がありますが、一般的には祝言小謡(しゅうげんこうたい)が語源であると言われています。
このように、能と祝言とは密接な関係があり、能楽による「祝言の儀」が古来から明治時代まで盛んに行われていました。
尚、神前式を古式ゆかしき祝言の儀と称している式場は、平然と嘘・偽りを売っている式場ですからご注意下さい。
A2.明治時代までは、挙式といえば概ね100%近くが祝言の儀でした。
古来の日本では、結婚式は自宅で行う挙式が圧倒的でした。
また、現在のような人前式ではなく、能の謡や舞による「祝言の儀」によって執り行われました。
戦中・戦後の荒廃した時代になると、優雅な幽玄の世界による「祝言の儀」がすっかりと減り、代わりに「神前挙式」が増えてきました。
A3.いいえ、現在の神前式の歴史は百年程度しか経っていません。
現在の神前挙式は、1900年に大正天皇が皇太子の時に、貞明皇后と結婚する際に新しく制定された、皇室儀礼を元にしています。
しかし、能楽による祝言の歴史は室町時代にまで遡り、700年以上も前から延々と伝わっています。
祝言は、古来より日本に根付いていた挙式文化です。
A4.はい、昔は日暮れた宵(昔の戌の刻、現在の7時~9時頃)に行われていました。
これは男性を陽とし、女性を陰とする陰陽道の考え方に基づいており、陰である女性を迎えるのには、夜が適していると考えられたからです。
宵に婚礼を行う習慣は、昭和の初期頃まで続いていました。
A5.いいえ、本来の祝言では、雄蝶や雌蝶といった男女の稚児が、盃ごとの酌人を担っていました。
現在の神前挙式のように、アルバイトの巫女役が酌人を担うようになったのは、戦後になってからの事です。
因みに、昔から巫女は未婚の穢れなき女性のみに限定されていましたが、最近ではアルバイトの既婚女性を雇う神社が多数見受けられます。
A6.はい、昭和30年頃になっても、披露宴は数日間続けて行なわれていました。
とある地方の名士の家では、一日目は取引先や交友関係者。二日目は自社の社員。三日目は親類縁者を招き、三日がかりで披露宴が行われていました。

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